スタッフブログ(カナダ):花のイベント FLEURS DE VILLES – noël –
秋の終わりから春先まで続く長い雨季真っ最中のバンクーバーは、ほぼ毎日雨と曇りの、薄暗い日が続いています。
そんな憂鬱な街を華やかに飾るイベントを見に行ってきました。
“FLEURS DE VILLES -noël -”
フランス語で“ 街の花 – クリスマス – ”と題されたこのイベント、地元バンクーバーの生花店・デザイナーと商業施設・企業・団体とがパートナーを組み作成した
色とりどりの草花で作ったオリジナリティー溢れる展示物が、街の中心部に飾られる屋外イベントです。
今回32個あった素晴らしい展示物の中から、私が最も気に入ったいくつかを紹介します。
ちなみに、使われているのは、全て生の草花です!!!
1.Weddingbells Mannequin (ウェディングベルズ マネキン)
Weddingbellsというウェディング雑誌社とパートナーになって作られた作品。
この薄いグレーのドレス部分、草をペイントして細かく繋ぎ合わせています!
背中のリボンにも細かい細工が施され、細部までこだわった緻密な作業に感動。
2.Rainbow Wreath Bus Shelter(虹色リースのバス停)
7色のカラフルなリースで、無機質なバス停が一気に明るくなりました。
我が家にも欲しい!と思った作品。
3.The Upside-Down Christmas Tree (逆さまクリスマスツリー)
なんともユニークな、逆さまのツリー!
優しいピーチオレンジ色のガーベラが気に入りました。
4.The Floral Stag (花の雄鹿)
まるで林の中 !? な背景をバックに佇む紫色の美しい花飾りを付けたこの鹿は、
もみの木で作られていて、とても良い香り。
5. Floral Phone Booth(花の電話ボックス)
静寂の雪景色に立っているような、白で統一された清楚な電話ボックス。
6. Bellaggio Cafe Floral Entrance(べラジオカフェ 花のエントランス)
Bellaggio Cafeというイタリア料理レストランの入り口に置かれた花のゲート。
イタリア産赤ワインをモチーフにデザイン。
ワインボトル部分にボルドー色に塗られた葉が巻かれ、細部まで植物が使われていることが分かります。
7. The floral swing (花のブランコ)
愛らしいフクロウ・リス・ハリネズミに囲まれたブランコ。
こんなブランコが森の中にあったら楽しいですね。
花好きの私は、まるで春が訪れたかのような沢山の花々で冬であることをすっかり忘れて癒され、何より、デザイナー達の才能と、制作に携わる人々の緻密な作業に感激しました。
2016年に、ここバンクーバーで2人の女性が「デザイナーや園芸に関わる人々の才能を世に広めよう」と始めたこのイベント。
現在までに、3か国(カナダ・アメリカ・イギリス)の主要16都市で35回に渡り開催されてきました。
生花のため1週間だけの短期間、しかも同じデザインは2度と作られないというユニークなイベント。
次回もここで報告したいと思います!