スタッフブログ:葉加瀬太郎オーケストラコンサート2022
先日、大阪のフェスティバルホールで開催された、「葉加瀬太郎オーケストラコンサート2022」に行ってきました。子どものころは、葉加瀬太郎さんもメンバーだった、クライズラー&カンパニーのCDをずっと聴いていましたが、コンサートを見るのは初めて。最近ではクラシックを聴く機会も減っていたのですが、母がチケットをプレゼントしてくれ、朝から止まない雨の中、大阪へ向かいました。
座席は3階席の3列目。見えるのかな・・・。と少し不安でしたが、想像以上に近く、何よりど真ん中。一気にテンションが上がりました。
そしてついに開演!一曲目はあの有名な「情熱大陸」!その名の通り情熱的で躍動的で伸びやかで、バイオリンの音色に心奪われました。その後は続け様に「Another Sky」、「ひまわり」と葉加瀬さんの代表曲が演奏されました。「Another Sky」は全日空の機内で流れる曲とのことでしたが、記憶にないわ・・・と思っていました。ですが音が聞こえた瞬間に機内を思い出し、同時になぜかそわそわ。よくよく考えると音楽が流れるのは搭乗時と降機時。急いでいたり、荷物が重かったり、単純に待てなかったり。そんな2年前まではよくあった気分が思い出されました。
その後は葉加瀬さんが大好きという映画から2曲、その内のひとつ、ティファニーで朝食をの「Moon River」では繊細で美しい旋律が心に響きました。葉加瀬さんのコンサートだからといって、バイオリンだけが目立つ構成にはなっておらず、様々な楽器の音ひとつひとつを聞くことができました。
休憩を挟んだあとは、ウエストサイドストーリーメドレー。こちらは「Moon River」のとは打って変わってオーケストラのダイナミックな演奏。ウエストサイドストーリーのメドレーは小学校の音楽会で合奏をした思い出があったので、気持ちは一気にその頃までタイムスリップ。あの頃のキラキラした気持ちを思い出しました。
その後も素敵な演奏が続き、アンコール前最後の曲は「フロム・ザ・ニュー・ワールド」家にあったクライズラー&カンパニーのCDの曲の中で一番好きな曲で、最初の音を耳にした瞬間に鳥肌が立ちました。遡りに遡って、気分はすっかり3〜4歳。お出かけの帰り道、車の後部座席で寝転がりながらシートに爪で落書きをする。そんな記憶が一気に蘇りました。原曲ももちろん素晴らしいですが、私はこのアレンジが一番好きです。演奏してくれて、ありがとう!!!
アンコールは「チャルダッシュ」。バイオリンという楽器の魅力を目一杯感じさせてくれる。そんな曲と演奏でした。
初めてのオーケストラコンサート。心の底から演奏を楽しむことができたのはもちろん、思いもよらず人生を振り返る時間となりました。合間合間の葉加瀬さんのトークも面白く、最高2時間でした。
閉演後、外は引き続き雨でしたが、心は晴れやかに帰路につき、帰宅後は眠っていたCDを引っ張り出してきて、秋の公演の抽選申し込みをしました。